症例報告⑥ ダル病み
地元に帰って開業してから、患者様とのやりとりでよく「ダル病み」というワードを耳にします。
東京での修業時代では全く聞くことのなかったワードなので、おそらく地元特有のものなのでしょう。
なんとなく意味は通じますが、キチンと言語化するなら【ダル病みとは倦怠感より痛みが明確に感じられるもの】と私の中でそう定義付けました。
今回はそんなダル病みが全身にまで及んでいくつもの症状を抱えたI様の症例報告です。
主な症状は①左肩~腕にかけてのダル病み ②腰のダル病み ③左大腿部のダル病みです。
①左肩~腕にかけてのダル病みは立ち仕事をしていると時々感じるそうです。
②腰のダル病みは夜中寝返りを打つと痛みで目が覚めるそうです。
③左大腿部のダル病みはこれも夜中に疼いて中々寝付けないそうです。
どの症状も、重い以上激痛未満というなんとも嫌ーな感覚が長年ずっとつきまとっていたそうです。しかも明確に“ここが痛い”という訳ではなく“この辺りが痛い感じがする”といった感じでした。
慢性化した症状はピンポイントで痛みを感じるより、どんよりした痛みが広がる感じのパターンが多いので、患者様もなんとなくの感覚でしか訴えることが出来ません。
そのどんよりした広がる痛みの正体は脊髄神経の支配領域の感覚障害です。
上図はデルマトームという脊髄神経が支配している皮膚感覚の領域を模式図化したものです。
Cとは頸椎、Tは胸椎、Lは腰椎を表します。例えばC1は頸椎1番、L5は腰椎5番となります。
上図を見ても分かる通り、例えばC6神経根が障害されると、親指に感覚障害が現れることが分かります。
このようにどんよりした広がる痛みがどの辺りで感じられるかで、異常のある神経根が4分かるのです。
そしてモルフォセラピーによって神経根の異常を取り除いていけば徐々にダル病みは無くなっていきます。
I様は長年、全身にダル病みが及んでいたので一筋縄ではいきませんでしたが、それでも計9回の施術で完全に症状が改善して治癒としました。
こういった症状はレントゲンを撮っても分かるのもではありません。しかし症状に理由は必ず存在します。
「ダル病み」でお困りの方は当整体へ是非どうぞ