症例報告⑤ 側弯症とギックリ腰

- update更新日 : 2024年04月08日
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※本人の許可を得て掲載しています

ギックリ腰で来院されたM様の症例報告です。
かなり酷いギックリ腰で、自力歩行もままならない状態であり、タクシーで来られましたが車での送迎中も振動がする度に響いて辛かったそうです。
画像は施術前のM様本人ですが、何かに捕まってようやく立てる状態でした。

予め断っておきますが、決してギックリ腰で背中が曲がっているわけではなく、この方は元々背中がこれだけ曲がっているのです。

これを側弯症と言いまして、正常であれば正面から見ると真っ直ぐに並んでいる脊柱がねじれを伴って10度以上側方(左右)に弯曲している状態をさします。

生まれつき脊柱に何らかの奇形をもっている場合もありますが、脊柱側弯症で一番多いのは、“特発性側弯症”と呼ばれる、発生・進行の原因がはっきり特定できないタイプです。

側弯症は一般的に若いころは無症状が多いが年を重ねると、背骨の変形によって負担がかかった筋肉が緊張し、背中や肩・腰に痛みやしびれが生じると言われています。

しかし今回M様の症状はただのギックリ腰であり、発症する数日前までは何の支障もなく、腰に痛みを感じることもなく日常を過ごされていました。

M様はウチに来る前に病院へ受診しましたが「側弯だから仕方ない」といわれ湿布だけを処方されたと言います。

上の画像を見ても「これだけ腰が曲がっているのだから痛くなるのは当然、この方は普段から腰痛持ちなのだろう」誰しもがと思ってしまいそうです。実際、病院の先生すらそう思っているのですが、私からすると側弯=腰痛と結びつくとは限りません。

この映像は施術前の状態を記録してなかったので施術後のみの動画ですが、見ての通り普通に歩けるようになってます。

ここで注目してほしいのは腰は曲がったままという点です。

つまり側弯症だからといってそれがイコール腰痛に繋がるという訳ではありません。
M様のギックリ腰の原因は骨の曲がりとは別の所にありました。

それはお腹の内圧が急激に上昇したことによって大腰筋というインナーマッスルが過緊張を起こしてしまったからです。
なぜお腹の内圧が急上昇したかは置いといて、モルフォセラピーで高まった内圧を正常に戻したら、あっという間に歩けるまで改善しました。

しかし当然これだけで完治ではありません。歩けるようにはなりましたが、座位からの立ち上がり・寝た姿勢からの起き上がりはまだまだ完壁ではありません。ただ最初に改善させ過ぎると後から反動が起きてしまうため初回はこれで終了としました。

翌日も続けて来院してもらい様子を伺ったところ、車の振動で響くことは無くなったことと、ベッドからの起き上がりが1時間以上かかっていたのが、その日は10分くらいですんなり起き上れたそうです。1日経ってかなり改善されました。

M様は計4回でギックリ腰が完全に改善しました。今は再発防止の為、2週間に1回のペースで来院されております。

見た目に惑わされずに痛みの原因をしっかり追究すれば必ず症状は改善します。
ギックリ腰にあったら病院より先に当整体にお越し下さい。